
SEQUOIA CAPITAL
①Razorpay / インドにて企業向け支払い管理サービス提供 B2B ソフトウェア
1億ドル(約100億円) シリーズD
企業向けに取引先への支払いの管理、自動化サービスを提供。2014年設立で、500万を超える企業に提供。
注目のポイント:近年のビジネスの急速な発展により、インド企業は支払いだけでなく、バンキング業務も増加していた。Razorpayが、資金全体の流れを把握することで、バンキング業務のワンストッププラットフォームになる可能性がある。
②Avataar.Me / インドのARテクノロジープロバイダー B2B ソフトウェア
700万ドル(約7億円) シリーズA
スクリーン上での購入/閲覧体験を向上させ、来年までに英国、ドイツ、日本などの主要なAR市場に参入することを目指している。
注目のポイント:(2018年中旬から2019年末までの)1年半で、約16.5億台のAR機能をもつスマホが消費者の手に渡った。これによりARが広がる土台ができ、市場への注目が高まった。
③EdiGene / 中国にてゲノム編集療法を開発 B2B バイオ
6700万ドル(約67億円) シリーズB
2015年設立。独自の遺伝子編集ツールと製品候補のポートフォリオを開発したことで、中国市場をリードしている。
注目のポイント:2022年に世界のゲノム編集市場は6280億円に成長する(年平均成長率14.5%)と言われている。また、今年のノーベル化学賞が新しいゲノム編集の開発者であったように、急速にゲノム編集市場への注目が集まっている。
④Temporal Technologies / マイクロサービスのためのオーケストレーションプラットフォーム提供 B2B ソフトウェア
1875万ドル(約18.75億円) シリーズA
Uber在籍中にオープンソースのオーケストレーションエンジンを開発した2人が創業。マイクロサービスの登場により煩雑になったアプリケーション開発だが、Temporalは開発者とオペレーターが本番環境で簡単に実施できるようにした。
注目のポイント:近年のソフトウェア市場では、サポートやライセンスの提供が主な収益となっていた。一方でTemporalは、コミュニティとビジネスの長期的な成長を考え、ホスティングサービスでのマネタイズを目指している。
⑤Bamboocloud / 中国にてID管理・アクセス制御のセキュリティを提供 B2B ソフトウェア
4440万ドル(約44.4億円) シリーズC
ビジネスパートナーと顧客のID管理のために、クラウド/オンプレミスの展開をサポートし、かつ将来的な企業の成長も見越したスケーラブルなセキュリティソリューションを提供。ユーザーを確実に識別し、どのユーザーがどのリソースにアクセスできるかを制御する組織のニーズに対応した。
注目のポイント:近年、中国政府では、スマートシティとデジタルインフラの支出を増やしており、毎日数千億のビジターを許可/取り消す、非常に機敏で安全かつ信頼性の高いID管理およびアクセス制御プラットフォームが必要になっていた。 Bamboocloudは、需要に応えることで、中国政府に加え、各業界のトップクラスの企業を顧客にすることに成功した。
⑥Cribl / ビッグデータ及びログ分析を簡素化する管理ツールの開発 B2B ソフトウェア
3500万ドル(約35億円) シリーズB
開業医と元Splunk従業員が創業。ビッグデータを可視化することで、価値の低いデータを削減/ルーティングを改善し、重要なデータを適切に保護することを目指している。
注目のポイント:これまで、顧客である企業の中では、セキュリティ違反の発見に役立つ、大量のマシンデータが生成されていた。これらを利用するツールは多くあったが、複数のツールを並行で利用することが難しかった。Criblは、その課題を解決し、最適なツールの選択とコスト効率の向上を提供する。
⑦Whisper / 難聴のためAI対応の補聴器及びソフトウェアを開発 B2C ソフト&ハードウェア
3500万ドル(約35億円) シリーズB
AIを使用してさまざまな環境で音を最適化するソフトウェアを搭載する補聴器を開発。また、常に最新ソフトウェアにアップデートが可能。
注目のポイント:これまで顧客は、一括で数十万円する補聴器を購入し、さらにアップデートするためには、購入し直す必要があった。Whisperはサブスクリプションモデルを提供することで、その課題を解決している。
⑧Alkira / クラウドネットワーキングを開発 B2B ソフトウェア
5400万ドル(約54億円) シリーズB
統合ネットワークサービスとセキュリティ、及びエンドツーエンドの運用のための可視性とガバナンスを提供。顧客かつ提携先のKochが、シリーズを主導。
注目のポイント:これまで顧客は、コンピューティング、ストレージ、データベースについては、クラウド環境を利用できていた。しかし、ネットワーキングが全てのプロセスに遅延を招いていた。Alkiraは、設立前からKochと協業することで、顧客の問題を理解し、開発が困難であったクラウドネットワーキングサービスを確立することに成功している。
⑨Snapdocs / 不動産テックを提供 B2B ソフトウェア
6000万ドル(約60億円) シリーズC
貸し手、エスクロー、署名サービス、公証人などが関係する複雑な契約・署名プロセスのデジタル化を実現。
注目のポイント:コロナの影響により、不動産市場の関係者がリモートワーク を余儀なくされ、業界として変わらなかった契約関連のデジタル化が一気に進んでいる。
FOUNDERS FUND
①River / インターネット上のコンテンツを整理し閲覧するアプリを提供 B2C Software
440万ドル(約4.4億円) シリーズSeed
出版社、Twitter、ソーシャルメディアなどからコンテンツを取得し、トピックごとに整理して提供している。最大の特徴は、ユーザープロファイルが存在しないことである。さらに、コンテンツを整理するプロセスでは、公開者が専門家であるか否か、他の会社との関連(資本関係等)、収益モデルの分析を行っている。
注目のポイント:近年、ケンブリッジアナリティカの件をはじめ、ユーザー情報の取り扱いと、恣意的なニュース配信が大きな批判を受けている。Riverは、1,000万ドル以上の資金を調達し、マネタイズの方法を開発する猶予を得ている。それにより広告でないマネタイズモデルを模索していると見られる。
②Snapdocs / 不動産テックを提供 B2B ソフトウェア
SEQUOIA CAPITALにで上述。
ANDREESSEN HOROWITZ
①Casai / メキシコにてスマートホームテックと不動産テックを利用した宿泊施設の管理・プラットフォームでの提供 B2C 宿泊
2300万ドル(約23億円) シリーズA
家具付きの高級アパートの管理を行い、プラットフォームで提供している。コロナの影響にかかわらず、今年の8、9月の稼働率は80%であった。
注目のポイント:メキシコの宿泊市場では、1泊300ドルを超える高級ホテルと、1泊60ドルのホテルの二極化がされていた。Casaiは、欧米で出現した短期レンタルの波における、それらの間の価額帯を取り込むことに成功している。
今週も有難うございます!過去一番の分量ですね!
## Avataar.Me
これはすごいですね!アイデアとしては生まれやすいものかもなので、もしかすると類似の会社があるかもしれませんが、それにしても自分の部屋にARを噛ませて、自分が買いたい家具等が実際に入るのかや、そこに置くと部屋全体の雰囲気がどうなるかなどこれまでは想像もできなかった部分がこれで保管されると思うとワクワクしますね!
## Cribl
これはちょっとログデータの精査という部分はなかなか難しい部分もあるかと思います。いろんなデータが機械学習等で必要になってくるので、思わぬデータが価値を持ったりするかもね!
## Alkira
これはエンジニアであればクラウドサービスには普通にSSHをしてアクセスをするのであまりどういった利点が得られるのかウェブサイトやプレゼンの動画からはちょっと分かりづらかったかも!ただ、クラウドと自社のイントラネットをつなげる過程の何かしらの作業を簡素化するということなのかな!
## River
いいね!最近の世の中情報のソース(このサービスは動画等に絞っているのかな?)は多いほうがいいと思います。ただメインとして若者が使っているのは Youtube/Instaとう色々あるかもだけど、Riverはそこに投稿されている動画等をまとめて上げるcurationサービスだよね!面白い!使って見るかもです!