
SEQUOIA CAPITAL
①Smallcase Technologies / インドの個人投資家向けデジタルプラットフォーム開発
1400万ドル(約14億円) シリーズB
シンプルで透明性の高い投資商品を開発し、150万人以上のユーザーを抱える。証券会社、アドバイザー、ポートフォリオマネージャー向けのツールとインフラストラクチャーを開発することにより、スモールケースの周りにエコシステムを構築している。
注目のポイント:インドの金融市場が拡大している一つの要因である中間層の数については、2030年には9.6億人になり、2010年と比較し倍増すると予想されている。SEQUOIAは同じく消費者向けに投資信託を提供しているGrowwに先月出資した。https://toptier.substack.com/p/914
②Airwallex / グローバルビジネスのための金融プラットフォーム開発
4000万ドル(約40億円) シリーズextended D
国内/海外のいずれでも、顧客からの支払い/受け取りに関わらず、リアルタイムで信頼性が高い金融ソリューションを提供。2020年4月の1億6000万ドル集めたシリーズDの延長ラウンド。
注目のポイント:顧客であるグローバルビジネスを手掛ける企業において、コロナの影響で、資金移動のためのデジタルプラットフォームのニーズが加速した。それにより今四半期決算において前四半期と比較し、顧客が50%以上増加し、純売上高が100%以上増加した。
FOUNDERS FUND
①Siren / 糖尿病患者向けモニタリングスマートソックス開発
900万ドル(約9億円) シリーズextended B
マイクロセンサーが生地に直接埋め込まれており、足の温度を監視しながら糖尿病の発症の前兆を捉えたり、治療に役立てている。
注目のポイント:顧客である医療機関と患者について、コロナの影響で直接訪問が減り、リモート監視に移行したことで、Sirenのニーズも高まった。
ANDREESSEN HOROWITZ
①Golden / AIによる知識データベースの開発
1450万ドル(約14.5億円) シリーズA
テック関連の分野に特化し、AIで情報を収集しデータベースを構築している。また、それらの情報を統合・分析し政府機関や企業に有料で提供している。
注目のポイント:これまでWikipediaにあらゆる情報が集められてきた。しかし、ボランティアによる収集であり、テックやスタートアップについては情報のスピードとレベルが不足気味であった。Goldenは、AIで情報を収集し、整理することで、情報を最新の鮮度で更新し続けることができ、企業に販売することができる。
機械学習を用いてのsearch engine系ということでどんな感じか見るために、Goldenを使ってみました。やはり検索の質としてはgoogleのほうが関連性の高いものを上に出してくれているかなと思います。ただGoldenは検索エンジンとしての収益化をそこはで図っていないのか広告やkeyword購入等の影響が出てこない部分が良かったかなと!後各記事自体もwikiのように人が書いているようなので知識の集約という観点で見ても良さげかな。機械学習を使っているのは、情報の収集や整理という部分で言うと、記事に書かれている内容をもとに、NLPのタスクの、関連するニュース記事を引っ張ったり、検索エンジンの部分、後はclusters of topicsの部分じゃないかな。