9月13日週の資金調達
1 セネガルのモバイル送金アプリが200億円調達 2 ドイツの精密ロボットが220億円調達 3 バングラディッシュ のB2Bプラットフォームが75億円調達 など合計5件
SEQUOIA CAPITAL
①Leap Finance / インドにて海外留学用のローン提供 B2B マーケットプレイス
5,500万ドル(約55億円) シリーズC
インドにて海外留学希望者を対象とした100万人規模のコミュニティを運営。6万人以上の学生の海外留学を支援してきた。
注目のポイント:これまで、インド人の留学生は、留学先でのクレジットヒストリーがないことから、ローンを割増料金で支払っていた。Leap Financeはインド国内でのクレジットヒストリーをもとにローンを提供することでこの課題を解決している。
②ShopUp / バングラディッシュの小規模事業者向け卸売プラットフォーム B2B 物流
7,500万ドル(約75億円) シリーズB
ピーター・ティールのValar Venturesがラウンドをリード。在庫を確保するための卸売市場、物流(顧客へのラストワンマイル配送を含む)、運転資金など、多くのコアサービスを店舗に提供。
注目のポイント:これまで、バングラディッシュの小売店の95%がデジタル化されてないと言われており、在庫や価格の柔軟な設定や迅速な配送を行うことができていなかった。この課題をShopUpが解決しようとしている。
③Agile Robots / ドイツと中国にて精密作業用ロボットの提供 B2B ロボティクス
2億2,000万ドル(約220億円) シリーズC
SVF2がラウンドをリード。スマートフォンの組み立てや健康管理などの場面で「スマートアシスタント」として機能する5本指のロボットなど、ハード及びソフトの両面を提供。
注目のポイント:これまで、ロボットの作業は工場のラインなどが中心であり、医療行為などの精密作業は難しいとされてきた。しかし、Agile Robotsがこの課題を解決しようとしている。
④Wave Mobile Money / セネガルにてモバイルの送金サービスを提供 B2C フィンテック
2億ドル(約200億円) シリーズA
モバイルのPaypal for Africa。ユーザーは無料で入出金ができ、送金の際には1%の手数料がかかる。
注目のポイント:フランス語圏アフリカにおける初のユニコーンとなった。
FOUNDERS FUND
①Wave Mobile Money / セネガルにてモバイルの送金サービスを提供 B2C フィンテック
Sequoiaで上述。
ANDREESSEN HOROWITZ
①Addi / コロンビアの後払いサービス提供 B2C フィンテック
7,500万ドル(約75億円) シリーズB+
ブラジルとコロンビアでe-commerce及び実店舗での購入に利用されており、今後数年間でラテンアメリカ全体に拡大する予定。15万人以上の顧客を抱えている。
注目のポイント:これまでラテンアメリカではクレジットカードの普及率が低く、消費者はキャッシュでの購入、あるいは高金利での購入を強いられていた。その課題をAddiが解決している。