9月28日週の資金調達
Playcoが約100億円(調達額、以下同じ)、Robinhoodが約460億円、Attentive Mobileが約230億円と大きな調達が目立った。Playcoは日本でゲームエンジンを開発。
SEQUOIA CAPITAL
①Playco / 日本のゲーム開発
1億ドル(約100億円) シリーズA
Game Closureの共同創設者であるMichael CarterとZyngaの共同創設者であるJustin Waldron、およびゲームプロデューサーの大塚健とTeddy Crossによって創業。今年、1本目のゲームをリリース予定。
注目のポイント:これまでapp storeのゲームにおいて2人でのプレイは難しかったが、Playcoは独自のゲームエンジンを開発し可能にしようとしている。
②Robinhood / 株式投資アプリ
4億6000万ドル(約460億円) extendedシリーズG
アメリカで最も人気のある手数料なしの株式取引アプリ。今年8月にシリーズGで2億ドル(約200億円)を調達していた。
注目のポイント:これまで初心者にとって投資を始める心理的なハードルは高かった。しかしRobinhoodは、シンプルな操作性、手数料無料、登録者への株式の抽選プレゼントなどにより、多くの初心者を獲得した(利用者の平均年齢31歳)。
③Recurrent AI / 中国のエンタープライズ向けにAIを使った販売支援ツール開発
1200万ドル(約12億円) シリーズ不明
自然言語処理を使用して、保険、銀行、不動産、オンライン教育などの業界のセールスコミュニケーションをレベルアップできるアルゴリズムを開発。
注目のポイント:これまでエンタープライズ向けの、自然言語処理を利用したコミュニケーション解析ツールでは、アメリカ市場でGong(Sequoiaが投資している)が成長していた。Reccurent AIは中国市場向けに開発し、Tencentなど各分野における大企業の支援を受けている。
④Attentive Mobile / エンタープライズ向けにモバイルメッセージプラットフォームを提供
2億3000万ドル(約230億円) シリーズD
Webサイト訪問者に、適切なタイミングでパーソナライズされたテキストメッセージを送信し、購入を促進する。
https://www.attentivemobile.com/
注目のポイント:コロナの影響により消費者がオンラインに移行し、小売業者はオンライン販売に対して、さらに注力するようになった。結果として、直近5ヶ月でAttentive Mobileの導入数は倍増している。
FOUNDERS FUND
①IRL / イベント検索プラットフォーム
1600万ドル(約16億円) シリーズB
イベント検索プラットフォームと、ソーシャルイベントカレンダーのアプリを提供。
https://apps.apple.com/us/app/irl-social-calendar/
注目のポイント:これまでのイベントは、土日、あるいは有給を取得し、(準備や移動時間を含め)半日〜1日かける必要があった。しかし、コロナの影響で①働く時間が以前より柔軟になり、②オンラインイベントのため気軽に参加ができるようになった。IRLは、今年4月にリアルイベントからオンラインイベントのプラットフォームに迅速にピボットし、需要に応えることができた。
ANDREESSEN HOROWITZ
①Silo / 生鮮食品サプライチェーンを合理化するプラットフォームを開発
900万ドル(約9億円) シリーズA
オペレーションを自動化し、サプライチェーンの上下関係をリアルタイムで管理する機械学習テクノロジーを提供。
注目のポイント:これまで食品の廃棄が大きな問題となっている中、Siloは上述のテクノロジーに加え、金融サービス、貨物の自動化など、複数の分野にわたってサービスを提供しサプライチェーンを改善することで、問題の解決に取り組んでいる。
②Robinhood / 株式投資アプリ
(SEQUOIA CAPITALで記載。)
Playcoについてですが、最近アプリゲームもハマっており、またE-sportsのさらなる台頭により今後もPCゲームのみならず、アプリゲームでも、良質でマルチプレイヤー対戦ができれば、一気に人気が出てきそうですね!SuperCellとかはイケイケな感じがします。